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版画 イメージ画像(拡大可能) 
   版画の種類
 版画は凸版画、凹版画、平版画、孔版画に分けられます。
   凸版画
 主に木版画に代表される。彫り残した凸版部分が版になる。凸部分に
 絵具をつけて、刷るというもの。
            
多色刷り木版画作成例 色毎に版を作る。紙に色毎に刷る。  完成作品
   凹版画 下、多色刷り銅版画 作成例 
 主に銅版画(15世紀に産れる)に代表される。銅版の上をニードルで引っ
 かいたり、酸で腐食して出来る凹部分に絵具をすり込ませ、他の部分を
 布で拭取り、刷るというもの。
 ―直接法―銅版の上に直接彫って版をつくる
  ◇ドライポイント:ニードルなどで銅版の上に直接彫る技法
 ―間接法―酸で腐食して版をつくる  ソフトグランドとアクアチントで作った背景
 ◇エッチング(ハードグランドエッチング):版全体をグランド液(防触剤)で
  膜をつくり、ニードルでその上をひっかいて出来た銅版部分を腐食液
  で腐食して凹版をつくる。
 ◇ソフトグランドエッチング:ソフトグランド液を銅版全体にかける。その上
  をニードルで軽くひっかいたり、葉っぱなど型押しして銅版をだして腐食
  して凹版をつくる。
 ◇アクアチント:銅版の上に松脂の粉をふりかけ、下から熱を加えて松脂 アクアチントで作った葉っぱと鷺の版
  を銅版に定着させる。それを腐食液につけ、松脂のかかってない部分が
  腐食されて凹版ができる。
 ◇メゾチント:専門の道具で銅版全体に凹凸面をつくる。グラデーション
  のような効果が出る。
  防触剤としてはグランド液、ソフトグランド液、松脂、黒ニス、が使われ  
  ます。腐食剤は塩化第二鉄や希硝酸などが使われます。
完成作品
  平版画
 ◇リトグラフ
 18世紀に開発された水と油の反発作用を利用したリトグラフは研磨された
 天然大理石やアルミ板、ジンク版、などに油性の描画材で図柄を描き、化
 学変化により水をはじく部分と水を保つ部分を版面につくり出し、描いた油
 性部分に絵具をつけて刷る。というもの。フリーハンドの線や面、色を版に
 することが出来る。自由度が高いという特徴があります。。
 版材として、石版、アルミ版、ジンク版、などがあります。
 ◇オフセット印刷
 リトグラフとして出来上がった版をゴム版に転写して、製版する。インクを
 つけて、印刷する方法
  孔版画     
 ◇ シルクスクリーン版画
 枠に白地のシルク、ナイロン、またはテトロンの布を張り、絵にしたい部分
 以外の目を塞ぎ、版をつくる。スクリーンの目を塞ぐ方法はスクリーン乳剤
 や下絵を切り抜いて使う方法(切り抜き法)、写真製版法などがあります。
 出来上がった版に絵具をのせ、上からヘラで絵具を押し出す形で刷ると
 いうもの。
 描画法で作ったシルクスクリーン版と 作品
  謄写版
 鉄筆などでひっかいた部分が版となる。その部分からインクが押田されて
 刷り上る。

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